家族のもの、無断で捨てたことはありませんか?
断捨離や、片付けを始めるとつい自分のもの以外も捨ててしまいたくなります。「あれがなければもっと部屋がスッキリするのに。」「ずっと置きっぱなしで使っていないから、使わないものなのかな?」そう思うことは珍しくないはずです。最初は自分の領域だけ行っていたのに、他のエリアが気になってしょうがなくなる。
でも待ってください…。軽い気持ちで絶対人のものを捨ててはいけません。
「どう見てもいらないだろう」と思って捨てたら、実は大事な物だった——僕はそれをやってしまいました。
結論から言うと、家族が片付けに協力してくれないのは、こちらに信用がないからかもしれません。
僕は家族の物を勝手に捨てて、信用ごと失いました。それを取り戻すまでにやったことを書きます。
一年放置されていたおもちゃを、僕は捨てた
僕が自分のものを少しずつ減らしていくうちに、自分の部屋に置かれている袋に入ったおもちゃが目につきました。もう一年近く放置されていたおもちゃで、子供も大きくなって遊んでいないものでした。もう遊ばないし、捨てても良いのかなと思い、確認をせずにゴミの日に捨ててしまいました。その日はずっとあったものがなくなり、部屋も気持ちもスッキリしたなと軽い気持ちで考えていました。
あなたも同じようにしそうになったこと、ありませんか?
妻の反応を見て、我に返った
ある日妻から、
妻:部屋にあったおもちゃが見当たらないんだけど知らない?
僕:ずっと置きっぱなしになっていたので、いらないかと思って捨てちゃったよ。
それを聞いた妻はとてもショックを受けていました。それから、静かに
妻:『あれ、捨てたの?』
と聞かれました。僕が不要だと思っていたおもちゃは
妻:下の子が大きくなったら遊ばせようと思っていたおもちゃだったのに、どうして捨てたの?
と強く責められました。その時初めて僕はとんでもないことをしてしまったと思ったのです。
あなたが「いらない」と思っている物にも、家族なりの理由があるかもしれません
他人が何を大事にして、どういう気持ちで所持しているのかは本人にしかわからないのです。
ひたすら謝る日々
その後、妻の対応は冷たいものになりました。何かあるたびに「勝手に捨てないでね」と言われます。ひたすら謝りましたが、すぐに元通りとはいきませんでした。しばらくは、物の話すらできない状態が続きました。
僕はものを減らすと同時に、信用まで失っていたのです。
信用がないと家族は動かない
信用を失った状態で、もし「一緒に物を減らそう」と言っていたらどうなったでしょうか?
考えてみてください。勝手に物を捨てる人間から「一緒に減らそう」と言われて、素直に頷けるでしょうか。僕なら絶対に嫌です。物を減らすどころか、自分の物を隠したくなる。
家族が協力してくれないのは、家族のせいではありませんでした。僕に信用がなかっただけです。
信用を取り戻すために、なぜ「言う」のをやめたのか?
謝るだけでは戻りませんでした。言葉はもう信じてもらえない状態だったからです。だから僕は、言うのをやめて、やって見せることにしました。
それから決めた3つのルール
この失敗から決めたルールがあります。根っこにあるのは、一緒に住んでいる以上、自分の理想より相手の気持ちを先に置くという考え方です。
- 自分から率先してやる
- 自分の領域のものしか捨てない
- 家族のものに対して何か言わない
自分から率先してやる
妻に何かを求めるのをやめて、自分の物と自分の領域だけを黙って減らし続けました。何も言われませんでしたが、それでいいと思っていました。
自分の領域のものしか捨てない
どんなに使っていなさそうでも、家族の物には手を触れません。捨てるか残すかを決める権利は、持ち主にしかない。あのおもちゃで学んだのはそれでした。

家族のものに対して何か言わない
「それ、まだ使う?」も言いません。聞かれ方によっては、捨てろと言われているのと同じだからです。相手から聞かれたときだけ答えるようにしています。
そうしたら家族が少しずつ動いてくれた
以前、家計を見直していた際に「減らすべきは固定費だ」と思い、妻に相談しました。でも、あまり話を聞いてもらえませんでした。
そこで、まず自分にできることから始めました。自分のスマホだけ格安SIMに変える。保険について自分で勉強して、少しずつ話してみる。
その結果、妻は少しずつ話を聞いてくれるようになりました。今では家族全員が格安SIMです。保険も、最低限のものを残して解約できました。

その期間中も無理に話をしようとせず、話をするときは、この言い方を心がけました。
イヤだったら大丈夫なんだけど、こうしたらどうかな?
断る余地を最初に渡しておく。それだけで、相手の身構え方が変わりました。
言葉ではなく、行動で示すことによって少しずつ信頼を回復することができるようになりました。
正直に言うと、まだ道の途中です
ここまで書きましたが、我が家の物が劇的に減ったわけではありません。家族はいまも、たくさんの物を持っています。
「信用を取り戻して、家族が変わった」そんなきれいな話ではないんです。固定費のように動いたものもあれば、まったく手つかずのものもあります。
それでも、焦らなくなりました。自分から動いていれば、少しずつ理解してもらえる。それが分かったからです。
家族を変えることはできません。でも、自分が変われば、家族が変わるきっかけにはなる。 そう思っています。
物が減っても、家族との関係がギスギスしていたら、それは身軽とは言えません。部屋が片付いているのに家の中が気まずい——そんな状態は、僕が目指しているものではありませんでした。
身軽さは、物の量だけで決まらない。あのおもちゃの一件で、それを学びました。
まとめ
・家族でも他人。その物の意味は、本人にしか分からない
・家族が動かないのは、自分に信用がないからかもしれない
・言葉ではなく、自分の行動で見せる
・物が減っても関係がギスギスするなら、それは身軽じゃない
もし今、家族が片付けに協力してくれないと感じているなら。一度、自分の側に原因がないか振り返ってみてください。僕の場合は、信用でした。
今まさに「家族が協力してくれない」と感じている方へ。焦らなくて大丈夫です。僕もまだ途中です。 一緒に、自分の領域から始めましょう。

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